ツアー5カ所目（最後）は、鴻門の宴遺址です。
ここは、2200年前（紀元前206年）に項羽と劉邦が宴（鴻門の会）を開いた場所として、歴史上重要なところです。
正面左側が項羽、正面右側が劉邦の像になります。
項羽と劉邦は始皇帝死後に天下を争っていたライバル同士で、当時は項羽が劉邦よりも力を持っていました。項羽は鴻門の会で劉邦を暗殺しようと企んでいましたが、劉邦は部下の機転で厠（トイレ）に行くと言って席をはずし、そのまま脱出して危機を逃れたそうです。その当時にあったと言われる厠跡も残っていました。
ちなみに、最終的には、逆に劉邦が項羽を討って、天下を統一し前漢の初代皇帝となっています。あの時、項羽が劉邦を暗殺していたら、その後の歴史はどうなっていたんでしょうね。
ガイドさんいわく、ここは普通のツアーではあまり訪れない場所とのことで、実際に行った時も観光客は我々以外一人もいませんでした。ただ、中国歴史好き方にはお勧めできる場所だと思います。
以上、5か所の訪問を終えて、17時過ぎに西安市内まで戻ってきました。
これで、兵馬俑観光日本語プライベートツアーについては終了です。
次の記事からは、西安の市内観光について書きます。
≪西安までのフライトに関する記事≫
名古屋から西安へのフライト その１ 経由地上海での乗り継ぎ名古屋から西安へのフライト その２ 到着地西安での荷物受けとり
≪西安で宿泊したホテルに関する記事≫
鐘楼飯店（Bell Tower Hotel Xian）
